読書メーター 11月分まとめ

 うむむ、11月は学祭とか発表とかストパンのイベントとかで色々ばたばたしててザッっと読んでしまったのが多いかも。振り返ってみると先月に比べてラノベが少なく新書が多い。ってラノベ1冊も読んでないじゃん。それに気付くと読みたくなってきた。今数えてみたらラノベだけで積ん読本が20冊以上ある件。手元にあるものの中では『アクセル・ワールド』『空ろの箱と零のマリア』『絶望同盟』『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』あたりが特に気になっているのでこの辺から読んでみようかな。図書館行くとワクワクしてついたくさん借りてしまって、借りた本には期限があるから購入した積読本を差し置いてそちらを読んでしまう。そして返しに行った時にまた色々借りる。そんなスパイラルで積読本が崩れない。
 先月から月にひとつテーマを決めてその分野の本を多めに読もうかな、とか思っていたんだけど全然実行できなかった。結局目に付いた面白そうな本を衝動的に手に取ってしまう。別にそれでいいとも思ってるんだけど。ちなみに11月のテーマは「戦争」。発表用に読んだ『戦争体験の社会学』と高校時代にレポート用に買った『戦争を記憶する』の2冊しか読んでないや。12月にも「戦争」を持ち越ししようかな。戦争それ自体よりも戦争の記憶・記述関係が面白そう。
11月の個人的ベスト3

  1. ウィトゲンシュタイン――天才哲学者の思い出』
  2. 『貝と羊の中国人』
  3. 『夜間飛行』

 他には『西洋音楽史』『多読術』『メノン』『戦争を記憶する』あたりがよかった。『ウィトゲンシュタイン』はタイトル通り、哲学者ウィトゲンシュタインに関するエピソードを彼の教え子だった著者が書いた本。ウィトゲンシュタインの人となりがよく分かる本だった。『貝と羊の中国人』『夜間飛行』は以前書いた記事の通り。両方とも非常に良かった。

11月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3415ページ

ウィトゲンシュタイン―天才哲学者の思い出 (平凡社ライブラリー (266))ウィトゲンシュタイン―天才哲学者の思い出 (平凡社ライブラリー (266))
読了日:11月29日 著者:ノーマン・マルコム
読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)
読了日:11月29日 著者:後藤武士
ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)
読了日:11月25日 著者:ウィリアム シェイクスピア
多読術 (ちくまプリマー新書)多読術 (ちくまプリマー新書)
読了日:11月24日 著者:松岡 正剛
エピソードで読む西洋哲学史 (PHP新書)エピソードで読む西洋哲学史 (PHP新書)
読了日:11月19日 著者:堀川 哲
夜間飛行 (光文社古典新訳文庫)夜間飛行 (光文社古典新訳文庫)
自然描写が非常に美しい。夜、冷たい空気、飛行機の受ける風。視界に広がる山々や海、あるいは視界を覆う深い闇。タイトルの通り夜の空を飛ぶ飛行機がメインの物語なので、そういったものが出てくるシーンが多々あるのだけれど、表現が多彩でかつそのどれもが繊細で美しい。言葉の配列と比喩表現の巧さにちょっと感動した。
読了日:11月18日 著者:アントワーヌ・ド サン=テグジュペリ
メノン (岩波文庫)メノン (岩波文庫)
メノンかわいい
読了日:11月14日 著者:プラトン
猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)
古典新訳文庫ながらゆるりと楽に読める短編集。発想はぶっ飛んでて面白いけど、オチらしいオチもなくそのまま終わってしまう話が多い。それでもなんだか不思議な魅力を持っている気がした。気のせいかもしれない。
読了日:11月14日 著者:ロダーリ
中島敦「山月記伝説」の真実 (文春新書)中島敦「山月記伝説」の真実 (文春新書)
読了日:11月12日 著者:島内 景二
西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)
読了日:11月11日 著者:岡田 暁生
戦争を記憶する 広島・ホロコーストと現在 (講談社現代新書)戦争を記憶する 広島・ホロコーストと現在 (講談社現代新書)
読了日:11月10日 著者:藤原 帰一
一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))
読了日:11月07日 著者:高橋 源一郎
読書力 (岩波新書)読書力 (岩波新書)
読書をしない人が増えていることを憂う著者が読書の必要性を激しく主張する本。自分は少し前まであまり本を読まない人間だったので、こういう本にもっと早く出会いたかった。
読了日:11月05日 著者:斎藤 孝
貝と羊の中国人 (新潮新書)貝と羊の中国人 (新潮新書)
「本書が、読者の中国理解の叩き台の一つとして役立てば、と願う。」と始めに書かれているが、著者の考え通り中国について考える上で非常に有用なものになっていると思う。読んでてすごく面白かった。
読了日:11月04日 著者:加藤 徹
戦争体験の社会学―「兵士」という文体戦争体験の社会学―「兵士」という文体
読了日:11月01日 著者:野上 元

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